高齢犬に多い認知障害
犬の平均寿命が伸びてきたこともあり、犬の認知障害(痴呆)が増えているようです。犬の認知障害は、夜鳴きや歩行障害がなどの症状が現れ、
新しい環境に対応できなくなったり、怖がるようになります。
記憶の欠落もあるので、飼い主がわからなくなったり、精神的に不安定にもなります。
犬の認知障害
犬の認知障害は老化による大脳皮質の萎縮が原因で、ぼんやりしたり異常な行動を取るようになります。症状は、飼い主がわからない、おもらしをする、夜鳴きをするなど。
治療は、脳を活性化させて症状の改善に努めますが、劇的な回復は難しいそうです。
犬の前庭障害
体の平衡を保っている前庭に障害が起こる病気です。脳幹などへの神経伝達が正常にならず、突然頭部が斜めに傾いたり、目が左右に振れたり、まっすぐ歩けなくなったりします。
これらの症状は治療を受ければ治るそうです。
犬の痴呆チェック
異常に食欲がある
痴呆による食欲異常の場合は、太ったり下痢をしないことが特徴です。異様に食欲があるのに、ほとんど下痢をしない場合は要注意。
昼夜が逆転してしまう
昼間に眠り、夜中に起きていることが多く、昼間に起こしても起きていられない状態の場合は要注意。犬の痴呆は昼夜逆転が多いそうです。
理由もなく鳴く
これという理由もないのに、真夜中や明け方など、決まった時間に鳴き出し、まったく制止できない場合は要注意。
しつけたことを忘れる
一度しつけられたことを部分的に完全に忘れてしまっていたり、ほとんど忘れてしまっている場合は要注意。
忘れている様子でも、また思い出す場合はまだ大丈夫。
※痴呆の場合、叱っても無駄。再びしつけ直すことも難しくなります。
反応が鈍い
人や動物に反応しなくなり、飼い主に対しても反応が鈍くなった。飼い主にまったく反応を示さないのは要注意。