犬の膀胱炎と膀胱内結晶

犬の皮膚病

高齢犬に多い膀胱炎

老犬になると免疫力が衰え、感染症を起こしやすくなります。
膀胱炎は高齢の犬に多く、特にメスがなりやすいそうですね。

犬の膀胱炎

膀胱炎は尿道から入った細菌が膀胱に炎症を起こす病気です。

症状は尿の回数が増え(一回の量は少なくても尿の回数が増える)、水を多く飲んだりします。
病気だとわかりにくいため、尿がピンク色になったり、赤くなるまで飼い主が気付かないことが多いそうです。

膀胱炎は慢性化しやすいので、異常に気づいたらすぐに治療を受けましょう。

犬の膀胱内結晶

膀胱内結晶は細菌感染などにより尿がアルカリ性になり、結石の元を作る病気です。
免疫力の衰えた高齢犬は膀胱炎になりやすいので、膀胱内結晶も多いそうです。


2008年12月。
愛犬デュオの散歩中に真っ赤な尿を確認しました。
慌てて動物病院へ行くと、膀胱炎とのことで5日間の入院となりました。
(普通は通院ですが、かかりつけの病院から家が遠いので入院になりました)

デュオの尿結石
デュオの尿結石

しかし超音波検査に影が……

写真に白い影が写っているのをおわかり頂けましたか?
尿結石です。
こんなことになるまで気付かなかったなんて……

それまでは尿の回数が多く、1回の量も少なかったのですが、元々トイレシートを替えるとすぐにニオイをつけたがる傾向にあったので、異常に気付けませんでした。
水も、確かにたくさん飲んでいました。
…が、元々たくさん飲む傾向にあったので、これにも気付けませんでした。。

ただ、尿臭がきつくなったとは感じていました。
後から思えば、これが異常のサインだったのだとわかります。

尿が臭う、尿の回数が多い、水を異様に飲むなどの傾向がみられたら、早めに検査を受けることをお勧め致します。でないと、私のように大変なことになってしまいますよ。。

デュオの尿結石は写真の位置から膀胱へ下がり、
週に1度から週に3、4回の頻度で結石が尿路を塞いでしまいました。
尿は二日以内に出さないと感染症を引き起こし、命が危険です。
その都度病院へ駆け込み、治療費は約1万〜3万円かかりました。
酷い時は入院ですから、5〜8万円前後かかります。自業自得とはいえ、キツかったですね。

尿結石と綿棒
尿結石と綿棒

←こちらは手術で摘出した結石です。
綿棒よりも少し小さめの石ですね。
本来ならこの大きさならお薬で溶かすそうなのですが、デュオの場合は尿路を塞いでしまうことが頻繁すぎたので、結局は手術で取り除くこととなりました。およそ9ヶ月以上の通院です(汗)

最後に…
尿結石を溶かすにあたり、メサジル 犬猫用を動物病院で勧められました。
こちらは尿臭防止・尿酸性化サプリメントなのですが、尿臭はかなり治まったと思います。

メサジル

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Welcome!! Ray の愛犬はデュオ。11歳の片耳立ちパピヨン♂です。以前は色素のきちんと出ない、チワワサイズの未熟児パピヨンと暮らしていましたが、僅か3歳で虹の橋へ旅立ちました。デュオは2代目のパピヨンです。このブログについては【About】を、Authorについては【About me】をご覧下さい。