自由が丘の犬のためのデリカテッセン&ホームメードビスケット店【Kitchen Dog!】の素敵なレシピブックです。
料理はどれも美味しそうで、盛りつけはもちろん、写真とレイアウトがとても綺麗。
レシピはすべて著者の愛犬(ゴールデンレトリバー 9歳 体重32kg)の一食分の量になっていますが、少なく作るか作り置きすれば良いので問題なし。
犬の分を取り分けてから味付けすれば、人間でも美味しく食べられる料理だと思います。
ただ、冷蔵庫にあるもので簡単に…というレシピではないので、足りない材料を買い出しする必要があるかも知れません。毎週末の贅沢に…とかならいいかも…?
キッチンドッグ パーフェクト50レシピ
著者:南村友紀
出版:パルコ出版
発行:2004年07月
【目次】(「BOOK」データベースより)
My life with Gabrin/犬を家族の一員として迎えたとき、いちばんに考えることは何でしょう?/家で作るごはんがいちばんいいのは、犬たちにとっても同じこと。/自分のごはんを作るように、犬たちのごはんも作ってあげましょう。/そう、バラエティこそがキーポイント。/犬ごはんの基本/一回の食事は、肉類(または他のタンパク質)+野菜または、穀類+野菜の組み合わせで。/レシピについて/肉と野菜のごろごろシチュー/コールスロー〔ほか〕
本書では 肉類=6 穀類=2 野菜=2 のバランスが理想的で、一回の食事は、肉類(または他のタンパク質)+野菜または、穀類+野菜の組み合わせが良いとされています。
本村伸子 獣医師の著書【もう迷わない! ペットの健康ごはん】でも肉類と穀類は一緒に与えない方が良いと書かれていました。
理由は、動物性タンパク質は体内で作れない必須アミノ酸をバランス良く含んでいますが、穀類を加えることで折角のバランスが崩れてしまうからです。
また、犬や猫が必要とするすべての栄養素を一緒にして調理すると様々な化学反応が起こることがあり、過剰な熱を加えることにより多くの原材料が変性を引き起こしてしまうので、その栄養の価値はなくなり、栄養の質にも問題が出るのだそうです。
つまり、バランスが良いとされるペットフードは、その実、完璧ではないということになりますね。なるほど、完全バランス食と言いながら、病気がちな犬や猫が多いのも納得です。
詳しくは↓こちらの本に載っています。
犬と猫のためのナチュラルケアシリーズ別冊
もう迷わない! ペットの健康ごはん
著者:本村伸子
出版:有限会社コロ
ドッグフードに比べ、手作り食はどうしても(生肉系は特に)食費がかかります。
手間やコストを考えるとドッグフードにまったく頼らないのは難しいかも知れません。
でも、なるべく手作りにしてあげたいな…と思うこの頃です。