
前回の記事【犬の涙やけ対策:愛犬のための手作り食の本】ではドッグフードによるアトピーが非常に多いらしいというお話をしましたが、購入した本【愛犬のために作るほんとの手作り食!】でもドッグフードによるアレルギー・アトピー性皮膚炎の症例写真や、適切な食事療法と皮膚の消毒を行った後の写真が載っており、中でも柴犬の症状は酷いものでした。

著 者:長瀬雅之
出 版:白夜書房 2008年08月発行
サイズ:単行本 111ページ 1,500円 (税込 1,575 円)
病気しらずで健康な生活のために出来る事、愛犬とママのための幸せごはん革命。
【目 次】
1. 手作り食の有効性(手作り食、なぜ必要?/手作り食が効果的な病気を教えて! ほか)/2. 手作り食を実践してみよう!(食材は何を使えば良いの?/うちの子にはどれぐらいあげれば良いの? ほか)/3. 手作り食の落とし穴(かかりつけの獣医さんが栄養バランスが悪いって…/血液検査で異常値が出た!もしかして手作り食のせい? ほか)/4. 魅力的な手作りレシピ(豚しゃぶかゆ/ささみと根菜のサラダ ほか)/5. 手作り食にまつわるウワサ(生食は愛犬に良い食材?/骨などの堅いものをあげないと歯が悪くなるの? ほか)
本書はレシピ本と言うより理論がメインで、111ページ中でレシピが始まるのは75ページからです。
レシピはサツマイモを使ったものが多めで、『豚しゃぶかゆ』や『チキンパエリア』はお米ではなくサツマイモです。もちろんお米を使ったレシピもあり、『マグロチャーハン』や『ちらし寿司』がありました。ピザやテリーヌ、ケーキのレシピも載っています。
しかし、牛肉や小麦粉がアレルゲン食材なのは驚きました。
小麦粉でアレルギーの出難い犬もいるとのことですが、牛肉や羊肉は脂質の種類から避けるべき食材なのだそうです。…でも、ほとんどのドッグフードで使われてますよね?牛肉……
愛犬にこんな症状が出ていませんか?
- 涙やけ・口先端の茶色変化
- 耳根部の茶色変化
- 肩甲部皮膚の変色変化
- パット間の変色変化
- パット間の変色変化・炎症
- 肛門の変色変化
これらの変化に気付かないでいると、下記のような症状に発展してしまう可能性があります。
- 治り難い外耳炎
- 目のまわりの脱毛
- 脇の下の炎症・色素沈着
- 下腹部から大腿部内部の炎症と脱毛
- パット間の炎症と腫れ
- 陰部から肛門にかけての炎症
もし、愛犬に思い当たる症状が出ているなら、一度本書を読むことをお勧めします。
ただし、ワイヤー・フォックステリア、ウエルシュ・コーギー、ミニチュア・シュナウザーの手作り食は難しく、血液検査の結果をもとに栄養素の改善と追加を行う必要があるそうです。
うちはパピヨンですが、難易度高過ぎですけどね。
動物病院で呆れられるほど、好き嫌いの激しい犬ですから

愛犬のために作るほんとの手作り食! | |
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