11月下旬から予約していたので、発売日到着です。
かれこれ２ヶ月待ち…正確には、劇場上映中から観たくてDVD化を待っていましたから、半年以上待っていたことになります。
こちらが到着したDVD。
初回限定パッケージでアウターケース仕様。
アウターケースが汚れないよう、いつものようにビニールを剥がさず、インナーケースを取り出す範囲だけカッターで開封すると、ポストカードが２枚入っていました。
Hachiko: A Dog’s Story Trailer
『HACHI 約束の犬』は、邦画『ハチ公物語』のハリウッド版です。
亡き飼主を渋谷駅で10年間待ち続けた忠犬ハチ公の名は日本人なら誰もが知っていると思いますが、詳しい話は実のところ知られていません。邦画『ハチ公物語』を本当のハチ公物語だと信じている人も多い様子。
かく言う私も、東京生まれ東京育ちでありながらも、ただハチ公前を通るだけで、本当の物語をまったく知りませんでした。
実際のハチ公物語は↓こちらで読むことが出来ます。
でじたる渋谷 忠犬ハチ公のおはなし
実話を知っておくと、より物語を楽しめるかも知れません。
（実際のハチは片耳が垂れているんです。私の愛犬デュオと同じ耳w ）
HACHI 約束の犬【DVD】｜HACHI 約束の犬【Blu-rayDisc Video】｜ハチ公物語【DVD】
『HACHI 約束の犬』を「日本の名作を台無しにする作品」だと酷評もあるようですが、私的にはどちらにも優劣はつけがたく感じました。どちらにも良さがあります。
邦画『ハチ公物語』ではわざとらしいくらいのお涙頂戴の演出があり、物語を盛り上げていました。
一方、『HACHI 約束の犬』では淡々と物語が進むのでイマイチ盛り上がりに欠けると言えばそうなのですが、アメリカらしい捉え方の演出が邦画以上にハチの心を伝えています。
パーカー・ウィルソン教授（リチャード・ギア）は迷い犬になった秋田犬の子犬を保護しますが、妻は飼うことに反対し、犬を家の中に入れないでと嫌がります。
パーカーは仕方なく子犬を納屋？に連れていきますが、ハチは子犬の時も成犬になっても、いつも隙間から家を覗き、灯りのもれる窓を寂しげに見上げています。
この演出から、私には「家族の反対があると犬が可哀想なことになるよ」「犬を外で飼うのは可哀想だよ」と伝えているように感じました。
そして、最も大切なのは、ハチは教授への忠誠心から待っていたのではなく、教授を心から信頼しているから、大好きだから待ち続けたということです。
まさに、日本人にはなじみ深い忠犬の物語だが、ギアは「教授とハチの関係は、忠義心という尺度だけでは測りきれない関係」と語る。
来日中、インタビューに答えるたびに違和感を感じたのも、ハチ公が「主人を待っている犬」と考えられていることだった。
「私たちアメリカ人は、人間が犬の主人であるという意識がない。心から信じ合っている友人どうしという関係で、主人と従者という階級的なとらえかたを決してしないんだ」
読売新聞 映画ニュース
ＨＡＣＨＩ約束の犬 人間と犬、信じ合う友より
さすがアメリカ的考え方ですね 
私はとても好ましく思います。
邦画『ハチ公物語』では悲しすぎて、しばらく気持ちが沈んだりしましたが、『HACHI 約束の犬』はぼろぼろ涙がこぼれはしても、優しい感じでした。
もちろん邦画は邦画で良い映画なので、まだの方は見比べてみるのも一興です。
最後になりましたが、個人的な採点としては★４つかな？
『ビバリーヒルズ・チワワ』のインパクトが強すぎて、なかなか… 
参考：でじたる渋谷 忠犬ハチ公のおはなし
引用：読売新聞 映画ニュース ＨＡＣＨＩ約束の犬 人間と犬、信じ合う友
